2026.10.22
さりげなく虜になるフロリエンタルな香り | 1945 BEIGE (ベージュ)

1945 BEIGEは、フレッシュなローズとジャスミンの華やかさに、マンダリンのほろ苦い爽やかさが重なる、上品で落ち着いたフロリエンタルの香りである。
その香りは、誰かと初めて出逢った瞬間のときめきを思い起こさせる。ふとした仕草に心が揺れ動いたり、何気ない言葉がいつまでも記憶に残ったり。そんな繊細な感情を、軽やかなシトラスと柔らかな花々の香りが描き出している。

香りの始まりは、明るく瑞々しいマンダリン。ほのかな苦みを含んだ爽やかさに、タイムのすっきりとしたハーバルノートとフリージアの透明感が加わり、軽やかで洗練された印象を生み出す。清々しさの中に、どこか心を惹きつける奥行きが感じられる。
やがてローズとジャスミンが優雅に広がり、スズランの可憐な香りが重なることで、華やかさの中にも柔らかな表情が現れる。フリージアがもたらす穏やかな贅沢さと、花々の豊かな香り。その調和は、時間がゆっくりと流れていくような、心地よいひとときを思わせる。

最後には、ホワイトムスクの優しい温もりとサンダルウッドの落ち着いた香りが、肌になじむように残っていく。そこにバイオレットリーフの瑞々しいグリーンのニュアンスが加わり、フローラルの余韻を静かに引き立てる。
最初の爽やかさから、華やかさ、そして穏やかな温もりへ。時間とともに移ろう香りが、ひとつの物語のようにつながっていく。
1945 BEIGEの魅力は、華やかさと落ち着きが自然に共存しているところにある。ローズやジャスミンが持つ優雅さを、マンダリンの軽やかさが引き立て、ムスクの柔らかさが全体を包み込む。甘さだけでも、爽やかさだけでもない。その繊細なバランスが、さりげない存在感を生み出している。

多くを飾らなくても、心に残る美しさがある。強く主張するのではなく、近づいたときにふと感じる気品や、自然体のままで人を惹きつける魅力。1945 BEIGEには、そんな控えめな美しさが息づいている。
朝の身支度や仕事に向かう時間、誰かと過ごす特別なひとときにも。柔らかな香りは日常に自然と馴染み、身にまとう人の印象にそっと華を添える。

出逢った瞬間のときめきが、やがて穏やかな親しみへと変わっていくように。華やかなフローラルから、静かなムスクの余韻へ。
1945 BEIGEは、飾りすぎない上品さで、いつまでも記憶に残る香りである。
フレグランスプロデューサー SHO ISHIZAKA
1945 BEIGE (ベージュ)
LESS IS MORE
フレッシュなローズとジャスミンが出逢った瞬間のときめきを呼び覚まし、胸 が締め付けられるようなマンダリンの苦みを含んだ爽やかさが通り過ぎていく。 フリージアが広げるゆっくりとしたリュクス。そして穏やかなムスクに残され た余韻に語りかけられる、華やかさと落ち着きを同居させた香り。
TOP: マンダリン、タイム、フリージア
MIDDLE: ローズ、ジャスミン、スズラン
LAST: ホワイトムスク、バイオレットリーフ、サンダルウッド


