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ジャーナル

JOURNAL

2021.06.02

THE SHOLAYERED DIFFERENCE. BY SHO ISHIZAKA

こんにちは、フレグランスプロデューサーのSHOです。

 

今回はSHOLAYEREDの香りの特徴についてお話しします。

 

 

 

SHOLAYEREDの香りの特徴は水のような透明感と軽やかでフレッシュな印象でしょう。

 

これは独自の調香技術と考え方で編み出されてきました。

 

SHOLAYEREDでは軽やかな印象を出すために、柑橘やフルーティな香気成分の構成要素を増やし、ベースノートを取り除いていく製作手法をとっています。

 

従来のフレグランスの多くはベースノートを重要視する製作手法が大半です。

 

ベースノートには、香りを複雑化し、官能的に仕上げる役割があります。

 

官能性の表現をするのにベースノートは非常に有効ですが、一方で香りに過度な重厚感をもたらしてしまうデメリットもあります。

 

私たちの香りのスローガンは「さりげなく香り、クセになる」であり、この考え方が原点にあります。

 

これは、官能性よりも心地よさやそっと寄り添いたくなる印象を重要視する姿勢です。

 

この考えに基づき、香りの製作においてはベースノートをほとんど取っ払って、よりシンプルなフレグランスクリエーションの道を選ぶことにしました。

 

これにより軽やかな香りと透明感に磨きをかけることができました。

 

しかし、ベースノートとの決別は、「しっかり香らない」という負の方向に繋がっていきやすいです。

 

「シンプルで軽やか、だけどしっかり香る」という状態を作り上げるのが、実は非常に難しいんですね。

 

 

私たちはこの問題を、2つの手法で解決しました。

 

 

一つは、例えば、ボディスプレーなどの場合は一つは香料、アルコール、水の配合バランスを改善し続けること。

つまり、香料以外の組成成分全体のバランスを見直すことで、軽やかな香りがしっかりと香るようにしたのです。

 

 

もう一つは、生産時に、各成分を混ぜていく順番を変えることによって得られる効果を理解し、最適な順番での充填に改善しました。

料理でも、素材を投入するタイミングや順番次第で、仕上がりは大きく変わりますよね?ようするにそういうことをやったのです。

 

 

これ以上は、私たちの秘伝のレシピの公開になってしまうので、あまり詳しくは書けませんが笑。

 

 

このような努力の結果、たどり着いた「さりげなく香り、クセになる」香りのコレクションがあなたの心に染み渡ることを願っています。