こんにちは、フレグランスプロデューサーのSHOです。
香りのルーツのご紹介、5回目はシャンパンです。
葡萄というフルーツは私たちにとても身近な果実ですが、
実はフレグランスの世界ではそんなに多用されてきませんでした。
というのも、海外のフレグランス制作の現場では、
食するものの香りをフレーバーとし、
身にまとう香りをフレグランスとして区別する傾向が強く、
葡萄はワインやシャンパンの原材料であるように、
海外では、圧倒的にフレーバーとしての位置付けだったのですが、
ある日BARでシャンパンを飲んでいるときに、
「あ、このシャンパンの泡のように弾けるように香りだち、
楽しくなるフルーティな香りを作ってみたいな」
と思い立ったのが、この香りを製作したきっかけです。
この香りがきっかけとなって、僕はフレーバーとフレグランスの
垣根を超える香り作りを意図的に行うようになり、
のちのシュガーライチやロゼマスカットの製作につながっています。
この香りは、シャンパンのように、
時間に華を添えてくれる香りです。
機会があれば是非この香りを試していただけると幸いです。
Go ahead, layer it on.