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ジャーナル

JOURNAL

2021.04.21

ROOTS OF SCENT : CHAMPAGNE

こんにちは、フレグランスプロデューサーのSHOです。

 

香りのルーツのご紹介、5回目はシャンパンです。

 

 

葡萄というフルーツは私たちにとても身近な果実ですが、

実はフレグランスの世界ではそんなに多用されてきませんでした。

 

というのも、海外のフレグランス制作の現場では、

食するものの香りをフレーバーとし、

身にまとう香りをフレグランスとして区別する傾向が強く、

葡萄はワインやシャンパンの原材料であるように、

海外では、圧倒的にフレーバーとしての位置付けだったのですが、

ある日BARでシャンパンを飲んでいるときに、

 

「あ、このシャンパンの泡のように弾けるように香りだち、

楽しくなるフルーティな香りを作ってみたいな」

と思い立ったのが、この香りを製作したきっかけです。

 

この香りがきっかけとなって、僕はフレーバーとフレグランスの

垣根を超える香り作りを意図的に行うようになり、

のちのシュガーライチやロゼマスカットの製作につながっています。

 

この香りは、シャンパンのように、

時間に華を添えてくれる香りです。

 

 

機会があれば是非この香りを試していただけると幸いです。

 

Go ahead, layer it on.