香水にも消費期限がある?知っておきたい香りの寿命と長持ちさせる方法 – SHOLAYERED スキップしてコンテンツに移動する

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2024.10.18

香水にも消費期限がある?知っておきたい香りの寿命と長持ちさせる方法

お気に入りの香水は、できるだけ長く使いたいものですよね。しかし、実は香水にも「消費期限」が存在します。高価な香水でも、使い切る前に香りが変わってしまった…なんて経験をお持ちの方もいるかもしれません。今回は、香水の消費期限や、香りを長持ちさせるためのポイントについてご紹介します。



香水の寿命はどれくらい?

香水の寿命は、一般的に開封後3年程度が目安とされています。これを過ぎると、香りが弱まったり、変質する可能性があります。とはいえ、消費期限が明確に記載されているわけではありませんし、成分や保管方法によって寿命が大きく異なります。正しく保管することで、さらに長く香りを楽しむこともできるのです。


香水の寿命を縮める要因

香水の劣化は主に光、熱、そして空気によって引き起こされます。例えば、洗面所の棚に香水を置いている方は要注意です。湿気や温度変化の激しい場所では、香水が早く酸化してしまいます。特に柑橘系やフローラル系の香水は、他の香水よりも酸化しやすく、劣化が早い傾向があります。


劣化のサインを見逃さない

香水が劣化すると、いくつかのサインが現れます。まず一番わかりやすいのは香りの変化。当初のフレッシュさやバランスが崩れ、酸味や金属的な匂いが出てきた場合、それは劣化の兆しです。また、色の変化や粘度の変化も要チェック。香水の色が濃くなったり、粘つくようになった場合は、そろそろ使い切るタイミングかもしれません。


香水を長持ちさせる保管方法

では、どうすれば香水を長く使えるのでしょうか?その答えは、正しい保管方法にあります。香水は直射日光や高温多湿な場所を避け、涼しく暗い場所に保管するのが鉄則です。また、使用後はボトルのキャップをしっかり閉め、空気に触れる時間を最小限にすることも大切です。特に、ガラスボトルの香水は外の光を受けやすいので、箱に入れたまま保管するとより安心です。



終わりに

香水の寿命を意識することは、お気に入りの香りを長く楽しむための第一歩です。適切に保管することで、香水はその美しい香りをより長く保ち続けます。劣化のサインを見逃さず、大切な香りをより長く楽しみましょう。



SHO ISHIZAKA/石坂将
フレグランスプロデューサー/株式会社セントネーションズ 代表取締役。
1982年生まれ。学習院大学卒業後、英国ランカスター大学大学院にて修士課程を修了。帰国後フレグランス業界に従事し、数多くの商品をプロデュース。2010年にはプロデュース商品が日本フレグランス大賞を受賞。2012年1月にフレグランスメーカー「セントネーションズ」を設立以降、オリジナルブランド「ショーレイヤード」の企画・開発のほか、独自のネットワークの強みを生かし、あらゆるコンテンツとフレグランスを掛け合わせ、数多くの著名人やスポーツ選手、ブランドとのプロデュース商品を手がける。