こんにちは、フレグランスプロデューサーのSHOです。
今回は、香水のOEMについて書いていこうと思います。
OEMは、“original equipment manufacturer”の略で、
簡単に言うと、生産の委託をするのがOEMになります。
OEMは英語の略語ですが、私の経験上、おそらく欧米ではあまり使われない言葉になります。
欧米の生産業者や工場の方々とOEMという形で話をしても伝わらず、聞き返されることがあるくらいです。
通じるのは日本をはじめ韓国や中国など、アジア圏の企業という印象です。
香水のOEMは何かの記念品やノベルティーグッズとしての需要が最も多いです。
11月上旬はOEMの問い合わせが増える時期になります。
特にこの時期は、クリスマス・年末年始の商戦や贈答品として、香水を考えてくださる方が多いです。
最近は、マグカップにプリントをしたり、Tシャツでノベルティーを作ったりと、OEMのしやすい世の中になってきています。
その分、短納期で希望される方が多くなっています。
しかしながら、香水においては、短納期のOEMはお勧めできません。
容器の嵌合性などをしっかりと確認しなければ、事故につながるケースが多いからです。
では、香水のOEMは、どれくらいの期間を見ておけば良いのでしょうか?
これは会社によっても異なりますが、
当社scentnations(LAYERED FRAGRANCEの会社)であれば、しっかりしたものを作ろうと思うと
「香り」「サイズ」「数」「スケジュール」といった仕様が決まってから、4ヶ月後の納品とさせていただいています。
つまり、例えば12月1日に商品が手元に届いて欲しい場合、夏の間には上記の仕様が決定していないと生産が間に合わないと言うことになる訳です。
納品までの期間が長いと感じる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、これはscentnationsのものづくりの姿勢を現しています。
数パターンのボトルや香りから選んでラベルを張り替えた様な、型にはまったものはOEMとは言えないと考えています。
香水を作りたいと考える方は少なからず、香水に夢を抱いてくださっています。
その方の「こんな香水が作りたい」を叶えるためのお手伝いをしていきます。
ぜひ、香水を作りたいと思った方は、scentnationsにご連絡ください。