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ジャーナル

JOURNAL

2021.02.10

レイヤードフレグランスのアイデンティティ

こんにちは、フレグランスプロデューサーの石坂将です。

 

今日はレイヤードフレグランスのアイデンティティに関して、簡単にご紹介します。

 

実は日本のフレグランス産業は常に輸入品に依存して形成されてきました。

 

 

scentnations(レイヤードフレグランスを運営している会社です。)

が登場するまでは日本のフレグランス産業は輸入産業だったと言っても過言ではありません。

 

そんな環境下で、2012年にscentnationsは「日本のフレグランス産業を輸入産業から輸出産業へ」をスローガンとして立ち上がった会社で、日本で初めての本格的フレグランスメーカーです。

 

 

そして、そんなscentnationsが日本で初めてのメゾンフレグランスとして製作したのが、レイヤードフレグランスです。

 

 

では、メゾンとはなんでしょうか?

 

 

メゾンというのはフランス語で「家」という意味ですが、ファッションやコスメの業界では、少し違った意味合いでこのフレーズが使われてきています。

 

なんとなく聞いたことはあるけれど、定義がはっきりしないこのメゾンというフレーズ。

 

 

僕は、「メゾン」とは哲学を第一に考える姿勢、資本主義や営利主義よりも哲学が優先される姿勢、それがメゾンだと思います。

 

 

 

他の言葉に置き換えれば、それは自分のアイデンティティ、歴史、ルーツを表現することです。

 

 

日本で育まれた感性をベースとした香りのラインナップ。

 

禅の世界観に裏打ちされた、シンプルの中に洗練を見出す価値観。

 

デザインだけでなく、企業活動の中にも無駄を省き、環境への無駄な負担をかけないように努める姿勢。

 

思いを重ねるように、香りを重ねる使い方。

 

そして、美しく生きることの重要性、そして美を完成させるファクターとしての香りという考え方。

 

このような哲学の表現が営利主義よりも優先されることが重要だと考え、私たちはこのような精神性を備えたチームを作ることを重視してきています。

 

特定のターゲット市場を主張するのではなく、私たちの価値観と信念を共有する顧客との温かい繋がりに重きを置くブランド、それがレイヤードフレグランスです。