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2025.02.07

ウッディ系香水の持つ落ち着きを感じられるおすすめの香り

朝、まだ静かな時間。私はお気に入りの香水を手に取る。深みのある木々の香りが、静かに瓶から立ち上ってくる瞬間、頭の中に広がるのは緑深い森の風景だ。森を歩くときに感じる、土や木々がもたらすあの安らぎ。サンダルウッドやシダーウッドが奏でる穏やかな香りが、心の奥にそっと寄り添ってくれる。

この香りを纏うと、心が静かに整っていくのがわかる。  
今日は大事な会議がある日だ。少し緊張していた私も、香りに包まれると、余計な力が抜けて、冷静に物事を考えられる気がしてくる。会議の場でも、ふと自分の襟元から香るウッディな香りが、そっと背中を押してくれる。落ち着いて話す私を見て、相手も少し安心しているように見えるのは、香りの力かもしれない。

一日の終わりには、また別の時間が訪れる。  
疲れた体をお風呂で温めてから、パチョリやベチバーの香りをひと吹きする。深みのある、少し湿ったような大地の香りが部屋に広がり、まるで森の中で焚き火を囲んでいるかのような気分になる。お気に入りの本を手にして、ゆっくりとページをめくる。そのひととき、外の喧騒はすべて遠のいている。

ウッディ系の香水には、時間をゆっくりと進めてくれるような力がある。  
慌ただしい日常の中で、時にはこうして立ち止まることも大切だと教えてくれる香りだ。自然の中にいるような安心感を、ほんの数滴で手に入れることができるのだから、私にとってこれ以上の贅沢はない。

明日は、どんな木々の香りとともに過ごそうか。そんな小さな楽しみが、私の毎日を静かに彩ってくれている。





SHO ISHIZAKA/石坂将
フレグランスプロデューサー/株式会社セントネーションズ 代表取締役。
1982年生まれ。学習院大学卒業後、英国ランカスター大学大学院にて修士課程を修了。帰国後フレグランス業界に従事し、数多くの商品をプロデュース。2010年にはプロデュース商品が日本フレグランス大賞を受賞。2012年1月にフレグランスメーカー「セントネーションズ」を設立以降、オリジナルブランド「ショーレイヤード」の企画・開発のほか、独自のネットワークの強みを生かし、あらゆるコンテンツとフレグランスを掛け合わせ、数多くの著名人やスポーツ選手、ブランドとのプロデュース商品を手がける。